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想像の種【R18 ヒロアカ】

第44章 ホークス オリジン


降り立った場所はすごく高級そうなホテルだった…
辺りが騒つく、けれど街中と違い格式のあるホテルでは誰もホークスに声をかけることはせず遠くからみてヒソヒソと話をするだけだった

「みんなに見られていいの?ビルボード前なのに」
「だって、君は彼女じゃないでしょ?」

その回答はいつものホークスだった
ニコリと笑いホークスの方を向く

背筋をピンと伸ばして、大丈夫とココロに言い聞かせる自信は女の子を可愛いくさせる。


カメラマンさんも言っていた、わたしなら鷹だって撃ち落とせるって


「ねぇ、エスコートしてよ」
「…へぇー…挑発的だね」
「ホークスみたいなスマートな人がエスコートも出来ないの?」

そう言うとホークスは目の前に跪いて手のひらを差し出す。
その姿に辺りのざわつきが大きくなって、ホークスに向けて手を差し出した。
手の甲に触れるキスをされてホークスはニヤリと笑い立ち上がりそのまま歩き始める

「最高にいい女だね」
「素敵な褒め言葉をありがとう」
「ドレス、本当によく似合ってるよ…」
「周りの視線が痛い」

「凛ちゃんが可愛いからだよ…可愛いじゃないか…綺麗だからだよ」

その褒め言葉はまた私の自信になる。
嬉しくて自惚れでも今だけは…この場所で1番美しい女でいたかった。
ホークスの隣にいても恥ずかしくない女の子でいたかった。

「ホークスの彼女?可愛い…」
「やっぱりホークスが連れているだけあるな」

ヒソヒソと話す人達の視線に応えるようにニコリと笑えば話が終わる。
エレベーターに入り扉が閉まればホークスが耳元で囁く

「凛ちゃんオレだけに笑っててよ…他の男に愛想振りまかないでよ」
「無理だよ?だって私、ホークスの彼女じゃないから」
「へー…今日は強気だね?」
「朝の仕返し」

そう告げるとホークスは笑った。
エレベーターを降りれば夜景の綺麗なレストランだった。
椅子を引かれて座りディナーを楽しむ
ホークスがヒーローツースである違和感もすぐになくなって本当に楽しい空間だった。

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