第44章 ホークス オリジン
「到着…オレ入り口から入ってくるからここで待っていてくれる?」
そう言って下されたのはバルコニーだった。
少しだけ1人でホークスを待つ時間も嫌いじゃない、必ず迎えに来てくれる事が分かってるから。
空にはたくさんの星が瞬いて
流れ星が流れたら願いは一つ
「お待たせー!」
その声に振り返ればワイシャツ、学生ズボンにヘッドホンをつけたホークスが立っていた。
驚き過ぎてあまりにも格好良すぎるホークスを直視出来ずに手で顔を隠した。
「なんで顔隠したの?」
そう言われて隙間から覗いてくるホークスはどこか楽しそうだった。
「制服着たら制服でして良いって言うから、わざわざ歓迎会遅刻してこれ出したんですけどー」
「がっ…先輩ッが!…なくて…」
「え?喋れてないよ凛ちゃん」
すごく恥ずかしかった…
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