第44章 ホークス オリジン
だって、目の前に居る好きな人は私のこと好きじゃないから
「じゃ、仕事もどろうか…神楽さんはこっち来てオレが案内するね」
「は、はい!」
ホークスが立ち上がりフワリと浮いて扉を開けて前を先導して廊下をあるく
一言も話さないホークスに話しかける
「ホークス…相澤先生との話…聞いてたの?」
その言葉にホークスの足が止まる
「…聞いてたよ…怪我しなかった?」
「ねぇ…私を貫くつもりだった?」
私の方を向きニコリと笑う
「そんな事ないよ…もし、そうだったとしても、先生が助けるだろ」
その言葉を言うホークスは悲しそうな顔をした
「ホークス私の事…」
「…嫌い…だよ」
その言葉を言うとホークスはまた歩き始めた。
『嫌いならどうして嫉妬するの?なんでいつも私が声をかけられると助けてくれるの?』
そう言いかけた言葉を飲み込んだ