第7章 Coke+ポンパドール -Fseries-
わっさわさとママさんからのプレゼントを持って玄関まで行くと、ちょうど玄関のドアが開いた。
「あ」
中から出てきたのは、潤くんだった。
「よ!久しぶりカズヤ。あれ?ママさんは?」
なんてにこやかに聞いてくる。
「潤!なんなの!もう!」
「えっ…ああ、見た?」
「見たよ!なにあの画像!」
「ぶーっ…ふっふっ…」
もお…やっぱりあれ、潤くんの仕業だったんだ…
「ねえ、大野さんは?」
「あ、ああ…ごめんな。今日、智、熱出しちゃって…」
「えっ…?智、風邪なの?大丈夫なの?」
途端にカズヤの怒りは引っ込んでいった。
「うん。インフルじゃなくて、ただの風邪だから心配ないよ。ただ、ちょっと熱が高いから、今、病院で点滴打って貰ってんの」
「そうなんだぁ…じゃあ、今日無理だね…」
「ごめんな…その代わり、翔くんが新年会やろうって言ってくれたからさ…来年、な?」
「うん…あのね、ママもだめになったの…」
「えっ?そうだったんだ…」
シュンとしちゃったカズヤの頭を、潤くんはぽんぽんと撫でて俺の顔を見た。
「…お店の娘が入院しちゃったんだよ…親御さんとか頼れる人がいないから、ママさんが代わりに…」
「ああ、そうか…しょうがないよな…」