第3章 参ノ型. 初任務 ~煉獄杏寿郎の場合~
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「父上!鬼殺隊の柱になる為もっと強くなるにはどうしたら良いのでしょうか!」
「ははは!唐突だな杏寿郎!!」
「笑い事ではありません!俺は真剣です!鍛錬せねばと言うのは分かるのですが、やはりこう信念を...今よりもっと強い信念を持ってこの刀を振るいたいのです!」
「頼もしいな杏寿郎は。では逆に、お前の思う信念とは何だ?」
「んー、やはり全ての鬼の頸を切り人々を守る事です!鬼は悪ですから!!」
「確かにそれも立派な信念だ....だがな、歴代の柱の中にはお前と違う考えを持つ方もいる。」
「違う考えですか?」
「ああそうだ、この世にはな、鬼を弔いたいという柱もいるんだ。」
「な、何故ですか!鬼はどれも例外なく斬首するのが鬼殺隊の務めでは!!」
「確かにそれも間違っていない。まあ、今はまだお前には理解出来ないかもしれないが、もしお前が柱になる日が来たら、《露柱》という方に会いなさい。彼女はきっとお前に多くの視点を与えてくれる。」
「露、柱様...」
「そうだ、会うためにはまず鬼殺隊として沢山の任務をこなし認められねばならぬ。励むんだぞ杏寿郎!!」
「はい!父上!!必ず!」
「ははは!期待しているぞ!」
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