【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
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し「…。(いつも通り………ですね。)」
「どうしたの?そんな顔して…寂し?」
愛をくれた後、は髪を解く。
それもいつも通り。
し「(……ムカつく位、いい香り…ですね。)」
解いた髪から___フワッと薫る石鹸との香りが鼻先を掠めると心臓がグッと収縮して、何故だかいつも泣きたくなる。
し「寂しい、とかそういうのじゃないんです。」
「…そっか、けど…。寂しいって顔してるよ?」
現状に不満がある訳では無いのだ。という人間は不器用に見えて、とても器用なのだと私は思う。
寂しい想いなどさせてくれないし、日に日に好きだと辛いくらいの依存を私に与えてくれる。
し「は、私や姉さんの所には自分から来ますよね?………なんでですか?」
「なんで……かぁ。」
私達姉妹は女性だからなのか、男達の時とは違いの方から度々部屋へ訪れる。
何とか部屋に誘おうと悪戦苦闘している宇髄さんや煉獄さんには申し訳ないが、やけにすんなり1歩進めたのは実は誰にも話していない。