【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
柚『……もしかしたら、鬼の”意味”にまで
なってしまうかもしれないねぇは。』
その言葉にカナエは一瞬目を見開いた。
カ『(そしたら少し恨めなくなるのかしら…。)』
もしも、そうなったら。鬼すらもの輪の中に入ったら、その鬼のことはもしかしたら、ほんの少しだけ…そんな事を考えるカナエの肩を柚樹は__トン。と1度だけ優しく叩いた。
柚『カナエ。…カナエも、僕らの前で位。
その堅苦しい仮面…外しても良いんだよ?
誰も君の底の気持ちを否定しないから。』
どんなカナエでも今そばに居る仲間たちは否定しない。それがカナエ何だと笑って受け入れるだろう。
それでも、カナエは綺麗に品よく笑った。
カ『しのぶがもう少し成長したら考えます。』
大切な唯一の家族。可愛い妹、そのしのぶがの横でもう少し成長するまで。カナエは背中で鬼になるなと先を示し続けるだろう。
柚『んー、蝶よ花よ…美しいね。』
ほんの少し悲しそうにそう呟いた柚樹は、駆け出したカナエの後をゆっくりと追った。