第2章 Ninomiya.
「やばいやばいやばいやばい!!!
二宮くんイケメっ....」
「恥ずいから見ないで下さいっ」
雑誌の特集、
二宮くんが載った写真がたくさんあって
イケメンって言いたかったのに!!!
ぜんっぜん恥ずかしそうじゃない
二宮くんが真顔で雑誌を取り上げた。
「ひっどーい、さくらんぼを
くわえて笑顔だよ!!もーやば...」
「やーめろ」
額にデコピンを食らわされた。
痛いよ、地味に。
なんでかイケメンと言われることに
拒絶する二宮くん。
「返してよ~!」
「やだ。」
今日の二宮くんは、変だった。
朝、電話が二宮くんからあって起こされ
家に来いと呼び出され、
行ってみれば...、
ゲームを寝ないでやり続けてる二宮くんが
すっごい眠そうな目で
『おかえりぃ』
ともうフワフワしたように言ってきた。
キュンと来たのは、きっと言うまでもない。