【金城剛士】あえてコトバにするなら【B-project】
第5章 鼓動アンビシャス.4
「あっ、ダメっ。あぁーーっ。」
僕はビクビクとお腹を痙攣させ、初めて達した。
剛士は僕の身体を大切なものを触るように優しく丁寧に撫でた。
その手も気持ちよくて、僕は涙を流した。
「漣……」
「んっ……んん。」
剛士からまた深く甘いキスが震ってきて、僕は怖かった。
泣いてる僕に気がついた剛士は、唇を離して僕の涙にキスをした。反対側の涙は指で優しく拭った。
「怖いよっ……剛士。」
「…漣、悪ぃ。」
「僕、僕……B-projectで、男なのに。このままじゃ、女の子になっちゃう。」
「……なんだそれ。」
剛士は額に手を当て、ため息をついた。
「かわいすぎ。」
僕は剛士にぎゅっと抱きしめられた。
「漣。俺の前では、女でいろよ。B-projectとか、男とか、そんなの忘れて。ただの、透 漣で居ろ。」
僕は、涙が止まらない。
「そんなの、できっこないよ……」
剛士が僕を抱き締めた。
「ゆっくりでいい。どんなお前だろうと認めてやる。」
「剛士……」
僕と剛士はまた抱きしめあって、そのまま僕は深い眠りについた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈