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キリトの本当の妹

第3章 アミュスフィア


「…あ、もう帰らないとそろそろ時間だよ?」
「そうだね、じゃあ駅行かなきゃ」
お兄ちゃんはバイクの免許を取ったはいいが3人乗りは流石にまずいと今日は電車
「私ちょっとトイレ行ってくるね」
「俺も」
「はーい、行ってらっしゃい。待ってるね」
駅で、私が切符を買うと言われる
お兄ちゃん達をが離れたタイミングで周りに人がいない壁に背を預け携帯を触る
お母さんがいつ帰ってくるのか聞いていたためもうすぐ電車に乗るよといい携帯を仕舞う
「ねえお嬢ちゃん今一人?」
「え、あ、私ですか?」
と自身を指差し問う
「そそ、一人なら遊ばね?」
「今忙しいんですけど」
なんで見ず知らずのお兄さんが話しかけるのよ
「まぁまぁ、な?」
「何がな、ですか」
「いいからさ、来いって」
腕を力強く握られる
少し痛い
「離してください」
キッと睨みながら言う
「ええー、こんな可愛い子逃がせるわけ無いじゃん。いいから来てよー」
「クソウザいんだよボケが。今忙しいって言ってんだろ」
「少し怖いこと言ったって聞くわけ無いだろwいいから来いよ」
掴まれていた手を振り払い逆に掴み関節を反対方向に曲げる
「イダダダダ」
足を引っ掛け男を浮かせるとそのまま背負うように投げ床に叩きつける
「うっとしいんだよ。二度とすんな」
冷たく見下ろすように睨みつけると男は萎縮しひいいいいと言いながら去っていった
フンと鼻を鳴らし壁にもたれかかる
その光景を途中から見ていた人達が二人
((こっわ…))
「あ、和兄に直姉!おかえりー」
「あ、ああ…というか和兄と直姉って何だよ」
「え、5秒で考えたあだ名」
(5秒て…)
二人が苦笑している理由がわからず小首を傾げるが、駅についている時計を見て焦る
「あ、やば!電車!」
「早く行くぞ!」
急いで改札を通りホームに出るとギリギリ電車が来たところだった
ギリギリセーフで電車に乗り込む
「危なかった〜」
「なんとか間に合ったな…」
「これ逃したら次遅かったからね。」
と言いながら後ろ扉が閉まり近くの持ち手に掴まる
そのまま最寄り駅に付き降りる
「お母さんもうごはん作ったって。早く帰ろう」
「うん、お母さんのご飯美味しいから楽しみ〜」
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