第20章 ☆??ルート☆ Bad END
『っえぇ……そんなはずないんです。
仮にゆりが生きてたとしてもあの組織が
他の人の目に付くような場所に現れるはずない……正直、
今の三船くんは誰がどう見てもおかしいです。
ゆりを助け出すなんてまで言い出して……』
「っ……」
電話越しからでも伝わる深刻な声、圭吾は一気に不安に呑まれた。
『謝罪をされた後の三船くんの言葉は、
本当にあの三船くんなのかって疑いました……
俺やゆりの知る三船くんはあんなんじゃない……。
引き取ったキラをゆりの代わり扱い、
ゆりを見捨てたって……』
「っ!?」
(っ憲吾……お前はなんて事を……)
圭吾は憲吾を心配するのと同時に怒りも湧いてきた。
『っまさか……
三船くんからそんな言葉が出るなんて夢にも思いませんでした……
それに三船くんは、
貴方や櫻井さんたちを信じない……一人でも助け出すって言って……』
「っ……」
『三船くんは……
ここがゆりの居場所じゃなくなった、
もう居る意味もないって言ったまま……出て行きました……』
「っ……本当に申し訳ありませんッ!
憲吾が数々の無礼を!!」
圭吾はその場で深く頭を下げた。
その様子を見ていた賢司や隆一は驚いた様子で圭吾を見ていた。
「っ葛木の奴……急にどうした?」
「っさぁ……クレームでは、ないとは思うんですけど……」
『っいえ……俺はそこまで気にしてません。
ただ三船くんが心配で……このまま、
三船くんを一人にしておくのは危険だと思います。』
「っ……」
太輔が憲吾に対してここまではっきり言うということは
本当に深刻だというのが伝わった……。
『三船くんは、貴方達を信じないとはっきり言いました。
その中でもゆりを救い出す……つまり、
警察を頼らず自分ひとりで行動に移すことも考えられます……
そうなったら、三船くんまで危険な目に……』
「憲吾はッ!!
っ憲吾はどれくらい前に出て行きました!?」
『俺が電話する、5分前くらいとかですね……
何で来たかはわかりませんけど
電車なら最寄り駅まで10分から15分は掛かります。』
「っありがとうございます!
憲吾のこと、教えてくれてありがとうございます。」