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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第20章 ☆??ルート☆ Bad END


玄関先まで行き扉を開ける太輔。


_ガチャッ
「はい、」


扉の先には学校帰りであろう憲吾の姿があった。


「……こんにちは、突然お邪魔してすみません。
三船憲吾です。」

「三船くん……一昨日ぶりだな。
三船くんのことは荒木先生からも聞いてるよ。
……よかったら部屋にあがったらどうだ?」

「……それじゃ、お言葉に甘えて……」


憲吾は少し躊躇したのか間をあけたが太輔の言葉に甘え
部屋に上がることにした。
そしてダイニングテーブルのほうの席に憲吾を座らせ
正面で向かい合う形で太輔も席についた。
キラは横目で2人の方を見ながら百合もさりげなく向けさせた。


「……。」

「……。」


席について2人はしばらく無言だったが憲吾が先に口を開いた。


「……一昨日は、藤ヶ谷さんや参列してた皆さんに対して
何も考えずあのような行動を取ってしまいすみませんでした。
反省しています。」

「っ……」


憲吾は太輔に謝罪の言葉を述べると頭を下げた。


「貴方だって、辛かったはずなのに俺は何も考えず……
心にもないことを言ってしまいました。」

「っ……君の、気持ちも十分わかるよ。
俺だって最初ゆりの遺体を見た時は信じられなかった、きっとまた
組織の奴らがゆりそっくりのアンドロイドを作ったんだって……
思ってた……けどそれは違くてゆり本人だった……」

「っ……」

「だから、ゆりの死を受けいれるしかない。
組織のことはちゃんと解決することを願って……ゆりの無念を、
晴らしてくれると信じて待つことしか俺たちにはできない。」

「……貴方は、ゆりが死んだかもしれないのに
なぜそんなに冷静にいられるんですか?
それに、なんでキラまで一緒に……」


憲吾はキラがここにいるのが不思議に思い目線をキラに向けた。


「冷静、か……今は俺一人じゃないからそういられるんだと思うよ。
キラは娘として引き取ったんだ、ゆりの妹としてな。
だからキラがこうしていてくれるだけでも、俺は救われているよ。」

「……アンドロイドを、実の娘のように思えるんですか?」

「葛木さんが、三船くんを大事に思ってるのと同じだ。
血の繋がりとかなくてもお互いが家族だって思えばそれはもう家族だ。」

「……。」

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