第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「っ……ゆりは、今俺たちの近くにいるかもしれないんだな?」
『はい……恐らく、徹平くん達も捜索してると思います。
車が見つかってくれれば、手掛かりは掴めるはずです……』
「っ早く……ゆりが見つかるといいんだが……」
『えぇ……組織のトップ・東郷はゆりちゃんに目をつけています。
殺害することはないと思いますが、もしかしたらゆりちゃんは
本部に連れて行かれる可能性が高いかもしれません……』
「その本部が見つかれば、櫻井さん達も色々動けるだろうな……」
『はい……捜査がどこまで進んでいるのか、さっぱりですが
今俺たちは警察の人たちを信じるしかありません……
心苦しいとは思いますが、
ゆりちゃんが見つかるまで辛抱してください……』
「っ……あぁ、
見つかったらすぐ知らせてくれ……」
『はい、何か進展があったらまた連絡しますね?』
「わかった。」
こうして太輔は電話を切り百合に目を向けた。
百合は太輔の腕をよじ登り寄り添うように抱きしめた。
『っ太輔……ゆりは、ゆりは大丈夫だよね?』
「っあぁ……ゆりは、何があっても俺たちの娘だ。
悪運だって強いはずだ……信じよう。ゆりが見つかるって……」
『っうん……』
太輔はまだ不安そうな百合を腕に抱き抱きしめた。
_ぎゅっ…
『っ……』
「きっと……何とかなる、今までがそうだったように……」
『っ……でも、嫌な予感がするの……今までみたいに、
上手くいかないような気がして……』
「っお前が何言ってんだよ……っゆりは、
っゆりはきっと大丈夫だ!絶対に見つかる!
組織だって、櫻井さん達がきっと解決してくれるはずだ……また、
ゆりや三船くんが一緒に笑い合える日だって来る……」
『っ……』_ギュッ…
「百合……」
百合は何も言わず太輔の胸元に頭を寄せ抱きついた。
太輔は少しでも百合を安心させようと頭を撫でてやった……。
だが百合の不安は取れることはなくご飯も残してしまった。
そんな百合を見て太輔も少し不安に感じたが
_絶対に大丈夫。
そう言い聞かせゆりが見つかるのを待った……。