第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
先に図書室へやってきたゆり、
放課後はあまり生徒が残っていない為図書室もかなり人が少ない。
ゆりは秘密の部屋の前で剛太が来るのを待った。
それから数分後、こちらに向かってくる足音が聞こえ
ゆりはその方向へ体を向けた。
「っ荒木s「やっほーゆりちゃん、」っジュリさん……!」
だが目の前にいたのは剛太ではなくジュリの姿だった。
なぜジュリがここにいるのか、
ゆりはもしや剛太の存在が既にバレてしまっているのかと焦った。
「ゆりちゃん、放課後残ってまで勉強か何かするの?
えらいねー……」
「っ……ジュリさんこそ、どうして図書室なんかに?」
「そんなの、ゆりちゃん監視するために決まってるでしょ?
東郷さんから大々的に指示も出てるしねー」
「っ……一体、何が目的ですか?」
「いやねぇ……ここに来て一週間くらいになるけど
やけに担任の先生と距離が近いなーって思ってね、」
「っ……荒木先生は、仕事が忙しい私を気遣ってくれてるだけです。
私も仕事のこと愚痴ったりして、話を聞いてもらってるだけです……」
「ふぅん……」
「っ……」
ジュリは怪しんでるのか目を細めながらゆりを見た。
「本棚にある隠し扉の中で?
よっぽど聞かれたくないんだねー……て言うか、
そもそも学校の図書室に隠し部屋あること自体おかしいよね?
_ここの部屋、一体何なの?」
ジュリはなぜか秘密の部屋の存在を知っていた。
それに驚きを隠せないゆりは目をギョッと見開いてジュリを見上げた。
「っ……それh「田澤さん、」っ先生……!」
「あらら……"正義のヒーロー"、お出ましですか?」
2人の背後から剛太の声が聞こえゆりは思わず歓喜の声を上げた。
だがジュリはどこまで知っているのかが気がかりだった……。
「っ田澤さん……ここで何してるんですか?
この時間帯は外の見回りの時間ですよね……
校内の見回りはまだのはずですけど……」
剛太は怪訝そうにジュリを見ていた。
ジュリは特に表情を変えることなく剛太に目を向けていた……。
「アンタだって、オレのこと知ってんでしょ?
_仮面ティーチャー。」