第4章 柱合会議
「こちらの手紙は元柱である
鱗滝左近次様から頂いたものです
一部抜粋して読み上げます」
"ーーーー炭治郎が鬼の妹と共にあることを
どうか御許しください
俄には信じ難い状況ですが
紛れもない事実です
もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は
竈門炭治郎、及びーーーー…
鱗滝左近次 冨岡義勇 霄伽絢迦が
腹を切ってお詫び致します"
手紙が読み上げられると一同に動揺がはしる
炭治郎は冨岡を見ながら涙をながす
「(冨岡さん…鱗滝さん…
それに絢迦さんまで…)」
「どーゆことだ、絢迦までとは」
「そーいえば、まだ来てないな…」
「なんでこんな奴を庇っているのか」
それぞれが思い思い呟いているとー…
『お館様、遅くなって申し訳ございません
無柱・霄伽絢迦、参りました』
「「「「「絢迦」」」」」
「(絢迦さんなんで…?って、柱!!?)」
「絢迦…何かあったのかと思ったよ」
『ごめんなさい、でも間に合ってよかった。
柱の皆さんお願いします。炭治郎君と
禰豆子ちゃんを認めてあげてください』
産屋敷の元へと歩く絢迦の前に
大きな影が立ち塞がる
シ「おい絢迦、どうしてこいつ等を庇う?
切腹するから何だと言うんだ?
何の保証にもなりはしない」
レ「不死川の言う通り!絢迦もわかるだろう
人を喰い殺せば取り返しがつかない
殺された人は戻らない!!」
『それはわかる…けど2年間人を食べてない事も事実。
食べるとゆう保証だってないわ!!』
「「っ!!」」
「絢迦の言う通り…。
人を襲わないという保証ができない
証明ができない。
ただ…人を襲う証明もできないんだ」
産屋敷は静かに伝える
「禰豆子が二年以上もの間
人を喰わずにいる事実があり
その為に四人の者の命がかけられている
これを否定するためには
否定する側もそれ以上のものを
差し出さなければならない」
言い終えた後、続きを促すように
絢迦をみる