第7章 海常高校戦:延長戦①
笠松「優勝でなきゃだめか?頑張ったで賞とかは?」
諦めきれない笠松は真弓子の顔をじっと見つめご褒美をねだった
真弓子『///だ、だめです・・・先輩、私に《優勝してやる》って約束してくれました。なので、ご褒美は大学で優勝するまでお預けです』
本当は、体力の限界まで頑張った笠松にご褒美はあげたかったが、さすがに《マシュマロ=胸をどうぞ》とは言えなくて、真弓子はご褒美を先延ばしにした
笠松「え~~~X'masプレゼントは?」
真弓子『///だめです。X'masプレゼントはサンタさんに貰うもので、私があげるものじゃありません』
子供のようにX'masプレゼントをねだる笠松に、真弓子は笑いを堪えていた
笠松「あ~~あ、大学か・・・まだまだ先だな。早く真弓のマシュマロ食べたいな~」
笠松は心から残念そうにため息をつくと、さりげなく真弓子の身体を抱き締めた
真弓子『///優勝したらいくらでも食べさせてあげます・・・』
約束の内容は恥ずかしくて、真弓子の声は段々と小さくなっていた
笠松「仕方ない。じゃ、がんばるか。他のやつに食べられても困るしな」
苦笑いを浮かべ《ハァ~》と大きなため息をついた
真弓子『他の人には食べさせません。だって・・・///先輩に食べて欲しいから・・・』
真っ赤な顔で笠松を見上げ、真弓子は恥ずかしそうに笠松の言葉に反論した
笠松(今すぐ食べたい・・・ん~我慢、我慢)
恥じらいに頬を染めた真弓子は、今すぐにでも押し倒してしまいたいほど可愛かったが、笠松はグッと我慢すると手を繋いで歩きだした