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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第6章 海常高校戦:第4クォーター




真弓子『きゃ~~~!!』

ドキドキと乙女モードに入っていた真弓子は、いきなり驚かされパニックを起こしたてしまった



笠松「おい、待て!!走ると転ぶぞ!!黄瀬!!驚かせ過ぎだ!!転んで怪我でもしたらどうするんだ!!」

真弓子は笠松の制止も聞かず、手を振り払い駈け出していた

笠松は黄瀬に鉄拳をくらわせると急いで真弓子を追いかけた



笠松(くそっ・・・いつもは転んでるくせに・・・)

普段はすぐに転んでいる真弓子が今日は全く転ばず、笠松は中々真弓子に追い付けなかった



真弓子『あ~ん、大ちゃん。怖いよ~~』

必死で逃げる真弓子の目の前に、背をむけた青峰の後ろ姿があった

青峰の後ろ姿にホッとした真弓子は、駆け寄って青峰の背中に抱きつく



青峰「なにが?」

振り向いた青峰の顔には目も鼻も口も無かった・・・

真弓子『きゃ~~~!!』

再び悲鳴をあげると真弓子は来た道を戻って行った



笠松(くそっ、また誰かおどかしたな)

笠松の耳に再び真弓子の悲鳴が聞こえてきた





真弓子『先輩、大ちゃんが・・・大ちゃんが・・・』

真弓子は笠松の姿を見つけると、何も考えず笠松の胸に飛び込みしがみついた

力一杯笠松にしがみつき、真弓子は涙をポロポロ流していた





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