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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第5章 海常高校戦:第3クォーター




急に笠松にお姫さま抱っこをされた真弓子は硬直してしまい、笠松も同様に固まってしまっていた



現実に返ったのは異性に免疫がある真弓子の方が早かった

真弓子『///先輩、降ろしてください。歩けます・・・』

真っ赤になった真弓子の言葉に笠松も気を取り直した



笠松「駄目だ。捻挫したんだろ?」

青峰に任されたからには今さら真弓子を歩かせるわけにはいかなかった

真弓子『///重いです・・・』

笠松に抱上げられている状況も恥ずかしかったが、真弓子は大好きな笠松に《重い》と思われるのが嫌だった



笠松「いや、青峰が言ったようにかなり軽いぞ?もう少し太った方がいいんじゃないのか?」

笠松は思ったより軽い真弓子を抱き上げたままホテルに向かって歩き出した

真弓子『///太ったら、グラマーになれます?』

笠松の好みの女の子は《グラマーな娘》と思っている真弓子は、恥じらいながらも笠松にたずねていた



笠松「???さぁ、なるんじゃないか?」

話の展開がよくわからないが取り合えず曖昧に返事を返した

真弓子『///じゃあ、もう少し食べます・・・』

笠松にお姫さま抱っこされいる真弓子には、笠松の曖昧な返事さえ嬉しくて頬を染めてしまうほどだった



笠松「ああ・・・?」

微妙に話がズレているような気はしたが、笠松はあえて気にしないで歩き続けた







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