【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】
第15章 コナン=???
あれからお菓子とお茶を時々食べて飲みながら新一が解決してきた事件の話やホームズの話などを聞き、気が付けば結構な時間になっていたので今日はそろそろお開きにしたほうがいいかとテーブルの上を片付けている俺に向けられる視線に首を傾げる。
「…あー…その、悠さんさえいいなら、なんだけどよ…今日…」
『?何だ?今更遠慮する仲でもねえだろ。言いたいことあるならハッキリ言えって』
「っ…そ、それはまぁ…そうなんだけどさ(それとこれはまた別なんだよッ)……今日、此処に…泊めてくれないかな…って……その…っ…」
どこか言いにくそうに口をモゴモゴさせる新一にハッキリ言えと言ってやれば恥ずかしげに家に泊めてほしいと言ってきた新一。……うん、中身はともかく小さな子供が頬を染めて甘えたように頼んできてみろ。断れるわけねえだろッ!?いや…俺はロリコンじゃねえ、断じてロリコンじゃないが…これはグッときた…。
『お、俺は別に構わねえけど…蘭ちゃんに何て言うんだよ』
「そこはまぁ、何とかなるから大丈夫だ」
『まぁ蘭ちゃんがいいって言うなら泊めてやるよ。あ、ただし俺料理一切出来ねえから…コンビニか、近くのファミレスでってことになるが…』
「全然いいぜ!じゃ、ちょっと電話してくる!」
泊まることに了承の意を告げれば嬉しそうに蘭ちゃんへ電話しに廊下へと出て行く小さな後ろ姿に今日ばかりは仕方ないかと思い、とりあえず念のため零に今日はコナンが泊まることになったことを完結にメールておく。
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無事蘭ちゃんから外泊の許可を得た新一のご機嫌といったら。…お前そういうキャラだったか?
まぁそれはさておき、とりあえず少し早めの夕飯を近くのファミレスで済ませることにし、女性の店員に仲の良い兄弟ですねと言われ嬉しそうに返事をする新一に表情が前より柔らかくなったなと感じつつコンビニで新一の着替え等を購入してマンションに帰宅。
『風呂の準備は出来てるから先に入ってこいよ。着替えはコレな。タオルは後で置いといてやるから』
「ん、ありがとう。それじゃお言葉に甘えて先に入ってくるな」
コンビニの袋から取り出しておいた着替えの服を受け取って脱衣所へと向かった新一を見送ってから数分後タオルを置いといてやり、零から返ってきたメールにどう返すかを考えよう。
