【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】
第14章 色黒関西人登場
「…(おい服部…余計なこと言うんじゃねえぞッ…)」
「せやな…まず頭の回転が速くて、人一倍勘が鋭く、面倒見の良い…めちゃくちゃイケメン、正直あんな人が兄だ「平次兄ちゃん!!ちょっと…黙ってくれないかな?」…とまぁ、こんな感じや」
『…へー…コナン、お前俺の事そんなふうに思ってくれてたのか。そうかそうか!』
「えッ、うわ!!ちょ、悠さんッ!?』
俺の話といってもさすがに本職の事などは話していないだろうことは予想していたのだが、平次から告げられる内容にある意味予想を裏切られたなと思いつつも素直に嬉しいと感じたので隣で色々と暴露されたことにより不満げな顔をするコナンの髪をくしゃくしゃと撫で回してから目の前の頭を腕に抱きしめてやる。
「なんやそうしてるとほんま、本当の兄弟にしか見えへんな!」
「うんうん、本当に仲の良い兄弟みたい!」
「…………ちょお、いつまで抱きし「ハムサンドとアイスコーヒーお二つ、今日のケーキーセットお二つ…お待たせしました」…お、おう…おおきに…」
和葉ちゃん達の会話を耳にしながら腕の中で恥ずかしそうに身動ぎするコナンに頬を緩ませていると目の前にカシャンとやや雑に置かれたハムサンドとアイスコーヒー、それに続くケーキセット。
もう少し静かに置けよと言おうとしたのだが満面の笑みの(だが事実笑ってはいない)零の姿に頬が引き攣るのを感じた。