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【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】

第11章 怪盗キッド


「そういえば園子さんの姿が見当たりませんが」



「知り合いの方に挨拶してから来るって言ってたので多分そろそろ……あ、園子!!こっちこっち!」




「遅くなってゴメン!!あ、蒼井さんも安室さんもスーツすっごい素敵です!!!さすがイケメン…何を着てもバッチリ着こなすんだから!」




「ふふっ、ありがとうございます。そういう園子さんもとっても素敵ですよ」





令嬢ということは色々やらなければならない事があるのだろうと少し疲れた様子の園子ちゃんを見てからふと気になったスーツ集団の男達。



『…なあコナン…アレは誰なんだ?見た感じどっかのお偉いさんとかじゃねえよな…』



「ん?あの人は中森警部だよ!キッド先任で、今日も予告状が届いたから来たんじゃないかな」




『キッド先任とかあんのか…』



気になったことを何かと物知りなコナンに小さな声で問えば返ってきた内容に怪盗キッドとやらはそうとう有名人なんだなと思いながら少し喉が渇いたと告げてその場を離れる。



『ついでに何か食うかな。…お、コレとか美味そう』




「お客様、もしよろしければこちらの料理も一口いかがですか?」




大きなテーブルの上に置かれた数々の高級料理に食べなきゃ損かと1つ1つ手に取って食べていると雇われたボーイらしき青年の声に視線を向け、お盆の上に置かれたお皿に盛り付けられているローストビーフにコレは美味そうだと遠慮なく一口サイズにカットされているソレを口に入れる。




『ん!?うまッ!!』





「お気に召されたようで何よりです。飲み物はいかがいたしましょう?」





『いやー…金持ちのパーティーなんてそうそう来ることねえんだが、舐めてたぜ。ああ、ソレも貰う』



口に入れた瞬間溶けるローストビーフに金持ちヤバいなと呟く俺に笑みを浮かべる青年。そんな彼からの続いた言葉に一つ頷き、今度はグラスが乗せられているお盆を運んできたのを目で追っていると青年がグラスを差し出したほんの一瞬スーツの袖口から見えた白い包帯に怪我してるのかとこの時は特に深く考えることはしなかった。
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