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【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】

第10章 キャンプへ強制参加!


大人が三人に子供が五人と多いので二つの大きめのテントを数分かけて張り、完成した頃にはもうすぐ昼時ということで朝作って用意してきたと零が取り出したポアロ名物ハムサンドに子供だけではなく俺も目を輝かせたのは言うまでもない。



「さてと、そろそろ近くの小川に行ってみるかの?」



「「「やったー!!早く行きたい!」」」




「私はいいからあなた達だけで行ってらっしゃい」



「俺もパス」



「「「ええーーっ」」」



昼食も終えて少し休憩してからキャンプ場から少し離れた場所に流れる小川にと提案する阿笠さんの言葉に嬉しそうに返事をする三人に微笑ましく思う半面、残る二人の子供にまた小さな引っかかりを覚えてしまう。



「こう日差しが強いと川の水温が心地いいですね」



『そうだな。…っつーか、あの二人だけ残してきて大丈夫なのか?』



「あの二人なら大丈夫じゃよ」



『…あの二人って本当に子供か?』



小川に行かないと言ったコナンと灰原という女の子をテントに置いて三人の子供を連れて近くの小川へとやってきた俺と零、それに阿笠さんとで楽しそうに川遊びをする様子を眺めながらテントに置いてきてしまった二人の事が気になり口にするも、阿笠さんから返ってきた言葉にずっと引っかかっていた疑問が漏れ出てしまう。




「な、何を言うんじゃ?子供に決まっとるじゃろ!ハハハ…っ…」




『……ま、それもそうか…(絶対何かあるな)…』



俺の疑問に明らかに動揺する阿笠さんの様子に何かあるのは間違いないのだろうが、今はそれを追求しても意味はないだろとそれ以上何かを言うこともなく再び子供達の方へと視線を向けるといつの間にか距離が離れてる位置に居たことにやれやれと肩竦め、呼び戻す為に立ち上がって三人の元へと行こうとした瞬間聞こえてきた叫び声に歩いていた足を速く動かす。


『おいッ!!大丈夫か!?何が……ッ!?お前たち見るんじゃねえッ!』


「悠!何があったんですか!」



『……死体だ。おそらく殺人だろ……零、悪いが警察に連絡してくれ。阿笠さんは子供達を向こうに頼む』



子供達の元へ到着すると視線の先に見えた死体を目の当たりにしてすぐさま俺の後を追ってきた零に支持を出し、阿笠さんにこれ以上子供達に見させるわけにはいかないと離れさせるよう頼む。
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