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男子校の女王様。

第35章 商人の嘘は神もお許し


「ふふ……なんでそんなこと告白しちゃうんですか?」

「……俺は……」

はーっはーっと荒く呼吸をしながら、導かれるように丸木戸の前に立っていた。

そのままゆっくりと両膝を落とし、床に手をついた。

椅子に座ってこちらを見下ろしているであろう丸木戸に向かって、頭を床に擦りつける。

「マゾ、だから……俺を、俺の事も、虐めてくれ……」

「…………」

丸木戸の表情は見えないが、真っ直ぐに差し出された足先へのキスを拒まなかった。

学園指定の室内履きに優しく口付けをしながら、被虐的な幸せが心を満たしていくのを感じる。

丸木戸の片足が俺の頭の上に乗り、撫でるように踏みつけた。

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