第35章 商人の嘘は神もお許し
「ふぅうッ……はあ、はあっ……!」
「またイッちゃったんですか?さっきから触ってもないのに、何度も気持ちよくなっちゃって……ほんとに可愛いですね、わたしも嬉しいです」
にこにこと笑っていると、斗真先生はぐすっと肩をしゃくった。
「……ううぅうっ……丸木戸っ、もう、出したぃっ……精液、出したい、辛い、抜いて欲しい……ッ!」
涙声で懇願する。
身体を火照らせ真っ赤な顔で射精を強請る姿にわたしは舌なめずりをし、薄く笑った。
「え〜……せっかくドライが出来てるのに勿体ないですよー……」
「丸木戸、丸木戸っ……おね、お願い……何でも、するから、出した、い……!」
わたしは涙目の斗真先生を見つめ、んー、と口元に手をやる。
「どうしましょうか……」
軽く考え、わたしは腰を突き出すように、浅く座り直した。
そのまま大きく脚を開き、自分のお尻の下に両手の平を入れ込む。
斗真先生は熱い息を吐き出し、
「はぁ……はあ……っ」
食い入るように見つめている。
これ以上無い程に張り詰めた陰茎をびくっびくっと脈打たせる。