第3章 むかし
2人とも探し人を見つけ安堵の表情を浮かべている。
「腹減った。」
「あ、おれたちも食べてないです。ちゃんも一緒に食べます?」
シャチが今までに無いほど丁寧に、笑顔で食事に誘っている。
「え?あぁ、いいよいいよ。皆の邪魔しちゃ悪いから。」
「…一緒に食えばいいだろ。」
「トラファルガー?」
おれの言葉に驚いている。
「別に遠慮する事ない。一晩、一緒にベッドで過ごした仲だ。」
「っだあぁぁぁぁ‼‼なんでっ、なんでお前はそう誤解を招くような言い方を…‼」
事実だろ。
必死におれの胸倉を掴みかかってきたにそう言うと、面白いくらいに赤面した。
「嬢ちゃんにも春が来たか。」
「アイツ…に何した…場合によっては…」
「ライ!落ち着けっ拳銃取り出すな‼嬢ちゃんはまだ汚れてない…‼はずだ。」