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怖いのは苦手です【ONE PIECE】ドフラミンゴ夢

第2章 Who are you?




居ても立ってもいられず、紙をベッドの上に散らかしたまま、は転げるように床に降りると裸足のまま窓に走り寄った。


日本人の平均身長よりも割と高めであるからしても、まだ高い位置にある窓からは空しか見えなかったため、押し開けて身体を乗り出す。

後ろから男の声が聞こえたが、今はそれどころではないのだ。







「ま、まさか…本当に、異世界……?」







ぶわっと下から吹いた風が髪をすくい上げる。


そこで見た景色はテーマパークにしては現実感がありすぎる光景。

とても日本とは思えない街並みと広い海。


知らぬ間に海外に来てしまった訳ではないのだろう。

夢でも見ているのかと頬を抓るも痛みは本物だと感じた。





それでも

まるで信じられない











どれくらいそうしていたのだろう。


舌打ちと共に男が立ち上がると、いつまでも固まっているの元に近付き「危ねぇだろ」と腰を引き寄せた。




それでも、どこか現実味のない感覚と思考でゆっくり振り返り、ぼんやりと男を見つめ返す。

いや、受け入れられていないだけで、もうどこかで諦めにも似た思考が結論を出していたのかもしれない。






状況を考えるに、この男の言う通り……きっと、ここは異世界…なのだろう。

しかし、それを認めるのは、こんな見ず知らずの土地で天涯孤独で放り出されてしまった事と同じ。






だとするならば、



これから、どうやって生きて行けばいいのだろうか?

帰ることは出来るのだろうか?




いや、それとも、やはりこれは夢なのだろうか?





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