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【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第52章 My one & only Love


ーー20分後


「ま、増長さん、そろそろ出ましょう?」

浴槽の端と端。
向かい合わせでの攻防戦は、まだ続いていた。


「出たいなら、出ていいよ。『熱い、死ぬ......』って思ってるよね?」

「ははっ、なんのことですか?」

「泡風呂って、本当の入り方知ってる?」

「えっ?」

「教えてあげるよ」


本来の入り方......?

不思議に思っていると、彼の手が首元に触れた。


「んっ、くすぐったいです......」

その手は、そのまま両腕へ。


「ふふっ、なんか変な感じです」

人に洗われるのって、本当に変な感じ。


その手は鎖骨を這って、胸の下に移動した。

「だめ、もう終わりです......」

そういう恥ずかしいところは自分で洗いたい。
泡が隠してくれてて良かった。


「どうして?俺が洗ってあげる」

ひょいと抱き抱えられると、再び向かい合わせで膝の上に乗せられる。

ちょっと、待って!


「泡って......なんだか、えっちだね」

熱をもった色っぽい声が聞こえて、身体が熱くなるのが分かる。


「ここは、どうなってるの?」

泡に隠れた胸の先端に、彼の指が這った。


「あっ!......んんっ!」

「なんで、こんなに硬くなってるのかな......」

「だ、だって......」

「俺に触られて、感じちゃった?」

耳元で囁かれると、ビクンッと身体が跳ねた。

恥ずかしい......見られてるのに。


「ち、違います......んっ!」

そのまま、胸全体を揉みしだかれる。
明るい場所だから、かなり恥ずかしい。

「やらしい声を出しながら言われても、説得力ないよ。久々だから、興奮しちゃうね」

そう聞こえると、感じる彼の熱。


「んっ、当たってます。」

「どこになにが、当たってるの?」

「ひゃっ!」

引いた腰を、逆に引き寄せられた。
再び、その熱を感じる。


「んっ......」


触れる口付けから、舌を絡め取られればぼんやりしてきて、


「熱い......」

「赤い顔して可愛いね......のぼせてない?」
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