【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第5章 響きあうHarmony
「だとしても、俺はもう少しリハがやりたかったけどね」
フロンプの文字間違い、イヤモニのノイズ。
彼らは散々な思いをしたらしい。
「ごめんなさい。私がもっとちゃんとしてれば」
「ごめんなさい。皆さんの顔に泥を塗りました。なんと謝罪をすれば良いか......」
俯く私の肩に大きな手が触れた。
「そういう話じゃないよ」
「北門さん......」
誰も私達を攻撃したりしない......。
本当に不甲斐なかった。
その後は、ケータリングを勧めた阿修くんと是国さんのおかげで空気が少し軽くなった。
つばさちゃんは控え室に残ったメンバー、私はケータリングに行くメンバーに同行する事となる。
到着するとすぐに、どこかから彼らへの批判が聞こえてきた。
仮面のバンドのメンバーだ。