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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第4章 煌めけVivid Color


「サル!?」


おサルさん!つばさちゃんの携帯!!

野生のサルが来て、彼女の携帯を奪って逃げて行ってしまった。
今度は、おサルさん争奪戦が始まった。


「待て!この!!」

王茶利さんを筆頭に、後を追いかける。


「速いですね」

「すみません。私の所為で」

流石、逃げ足がすごく速い。


「みょうじさん、転ばないようにね」

先程のことを心配して増長さんが声をかけてくれた。

「ありがとうございます」

確かに気をつけないと!


「暉、説得しろ!」

え、説得......?
お猿さんを説得......?

「キキーッ!ウキキキーッ!!って、俺サルじゃねぇし!」

「あははっ」

野目さんのボケ?と暉くんのノリツッコミ。
二人の息はぴったりだ。


「暉、みょうじに笑われてるぞ。」

「誰のせいだよ!?」


サルは木の上を器用に逃げて行く。
茂みに入られ、遂に見失ってしまった。


実はキタコレのレコーディングで思った事がある。
音のぶつかりに同時で気付いた私達。

相対音感もそうだけど、私は当たり前に皆が出来る事だと思っていた。

きっとあの時も違う。
私達は人より耳が優れている。


呼吸を整えてサルの行き先を探る。
隣を見れば、彼女も同じ事を考えていたようだ。



「「あっちです!!」」


私達は、ほぼ同時に声を上げた。
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