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【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第22章 Sweet Temptation


私も......。


「つばさちゃんー!」

可愛い姿を見つけると、飛びついた。


「えっ、あっ!」

ーードンッ

二人で転んでしまって、クスクス笑い合う。


「ふふっ、やっぱり究極の癒し系」

「どうしたの......?」

「今日も可愛いね!」

「なまえちゃんの様子が......おかしい?」

「いつも思ってるよ」

そちらを見つめて笑っていると、近くに居た帝人さんが手を貸してくれた。


「ありがとうございます」

「萌えは、人をおかしくします!」

さすが帝人さん。


「ふふっ、つばさちゃんをお嫁さんにします!」

可愛いくて、癒しだから!


「ええっ!」

驚いた顔も可愛いな......。


そういえば、

「ホームパーティーって......」

「一人一品ですよね?」

「トゥーンク!さすがです」


「「一人一品!?」」

ホームパーティーは色んなものを持ち寄るのが基本だよね。


「お願いできると嬉しいです」

「確かに料理男子って、素敵です!」

私達も帝人さんの意見に賛成だ。


「中々なハードルだね......」

増長さん......苦手なのかな?
いつも完璧だし、なんだか新鮮かも。


「料理ならケータリングで良いんじゃないのか?」

手先が器用な龍さんも、苦手なのかな?


「はい!それも用意しておきます」

「せっかくの歓迎会で皆さん集まるので、チームワークを高める意味でも協力して何かをやった方が良いと思うんです」

「楽しそうだし、やりましょう!」

「良いと思うよ」

盛り上がる私達に増長さんも賛成してくれて、一人一品は現実になりそう。


「あっ、時間!」

時計を見れば次の仕事に向かう時間だった。

つばさちゃんに続いて、慌てて立ち上がる。


あれ、腕......?


「この中で料理できる人居ましたっけ?」

「和、洋、中、なにかリクエストはあるか?」

その質問に割烹着を着る百くん。


「百くんもお嫁さんにしたいです!でも、私はつばさちゃんと行かないと......」

腕は依然として帝人さんに掴まれたままだ。


「なまえさん、手伝ってくれませんか?」

素敵な笑顔を見つめ返していると、あっという間に作業が始まった。
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