• テキストサイズ

【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第8章 想いはContraly


次の舞台は灯台。

貝殻に願い事を書いてここに供えると、願いが成就するそうだ。


ロマンチック!


「それは俺たちも書くべきじゃない?」

愛染さんは何て書くのかな?


「君は何を書いたの?」

近くに居た女の子に増長さんが聞いた。


「両思いになれますようにって......」


やっぱり、恋のお願いが多そうだよね。
それを聞いて彼は貝殻に文字を書く。


「じゃあ俺は......君の願いがかないますように」


やっぱり増長さんもアイドルだな。


彼らはすごい。
すぐに人を魅了して、ファンにするんだから。


その様子を見ている愛染さんの姿が悲しそうに見えた。

「どうせすぐ別れるくせに......」

そう呟いた声が聞こえた。


「作り物の笑顔は疲れちゃいますよね?私やつばさちゃんの前では無理して笑わなくてもいいですよ?」


彼の側に行ってその頬をグニグニしていると、北門さんと増長さんの声が聞こえてきた。


「さすがカズ。優しいね」

「そうでもないよ......」

そちらに近づいてしばらく様子を伺っているとーー
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp