【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第87章 あなたの瞳に永遠を誓います......(最終話)
「ああ、それは......なまえちゃんのお兄さんがね『なまえはやっぱり可愛い!綺麗!嫁に出すのが惜しい!!』って嘆いてたの。
近くに居た夜叉丸さんも『なまえちゃん綺麗ね......和南も格好良いし......わあああん』ってなってて『なまえちゃんが綺麗で二人がお似合い』ってしばらくは意気投合してたんだけど......。
話しているうちに、夜叉丸さんが東京でなまえちゃんと住んでた『なまえから聞いた兄の様な人』だとお兄さんの中で判明して、夜叉丸さんは夜叉丸さんで、小さい頃のなまえちゃんの自慢話を聞かされて......お互いにライバル視したのかな?気付いたら、あんなことに」
「ええ......」
つまり、お兄ちゃんが迷惑をかけたのかな?
張本人もこちらにやって来た。
「増長くん、格好良いね!......なまえは普通だな」
「ありがとうございます」
「増長さんは確かに格好良いけど、私に対して失礼じゃない?」
両腕を掴むとガクガク揺さぶった。
でも照れ隠しなんだとお母さんが前に言ってたな。
「おめでとう!二人は無事に結婚したけど、子「変なこと言わないでね?」
「ハネムーンベイ「お兄ちゃん!」
「顔は増長くんに似「あああ!!」
「なまえ、落ち着きのない女性は増長くんには似合わないぞ」
「お兄ちゃんには言われたくない......」
お兄ちゃんは詩織と同じで残念だな。
「ありがとうございます。楽しみに待っていてください。僕はみょうじさんに似てくれる方が嬉しいです。でも、それだと可愛い過ぎて叱れないかも......」
「増長さんまで!?でも、私は増長さんに似た男の子だったら......彼女とか連れて来られたら、想像するだけで泣きそう......」
母親って、辛いんだな......。
「みょうじさんは永遠に俺のなんだから、俺が一生愛してあげる。寂しい思いはさせないように努力するよ」
「増長さん......」
「気温がここだけ高いわね......」
「ふふっ、素敵ですね!」
「うわあああん」
「お兄ちゃん!?」
こちらを優しく見つめてくれる父と母......二人と目が合った。
側には増長さんのお父さんとお兄さん。