第23章 ご城下らぷそでぃ【S×O】

「…翔さま…この先も…」
「…まだ何かあるのか？」
「はい…私も初めてするので、上手く出来ますかどうか…」
「初めて…とな…？」

さとはいったい、何をしてくれるというのか？

もう、さとを組み強いて己のものにしたい気持ちは山々だが…

さとが、私にしてくれるということを知りたい。

いつになく妖艶で、怪しい色香を纏ったさとが、私に何をするというのか…


「ここに…横になってくださいましな…」

言われるままに、布団の上に仰向けに寝た。

するとさとは、その上に跨ってきた。

「さと……」


肌蹴た着物から、形を変え始めたさと自身がちらりと見えた。


「…………さと！何を？」

私の上に跨って膝立ちをしたまま、さとは丁子油を指に取り、それを後ろに持っていった。

驚くべきことに、さとは己の指で、私を迎え入れようとしてくれているのだ。


「…あっ…んんっ…ぁぁ…」

恥かしそうに耳まで赤く染めているくせに、さとは大端にも、後ろの穴に指を二本突き刺し、ゆっくりと中を掻き混ぜだした。


控えめで奥ゆかしい……
その辺のおなごよりも女らしい気遣いが出来、それでいて聡明…

本当に非の打ち所のないさとは、夜だけは……
私の前だけでは別の顔を見せる。

大胆に快楽を求める姿は、息を飲むほどに美しく、私を虜にして離さない…


「…あぁ…翔さま…」
「さと…」

私の上に跨がり、後ろに指を立てながら身悶えるさとに、私の中心は硬く、天に向こうて起立した。


「さと…もう、お前をくれぬか？」


我慢できずに、そう言って白き太腿を掴んだ。