第79章 お願い。
★★
大輝に連れられてきたのはいいけど・・・
「大輝、寒いよ。」ブルブル
青峰「これでも着とけ」
そう言ってジャージを渡してくれた
けど・・・・
「大輝の方が寒そうだよ」
青峰「別に寒くねーよ」
嘘だよだって・・・・鳥肌たってるじゃん!!
「大輝大会前なんだから、風邪ひくとダメでしょ!!ほら着て!!」
青峰「大丈夫だっつってんだろ」
「私の方が大丈夫だよ!!」
お互いジャージを押し付け合う
青峰「お前頑固だな」
「大輝もね!」
青峰「・・・・・はぁ。わーったよ」
「うんうん^^」
大輝はやっとジャージを着てくれた
バサッ
「え」
青峰「ほら、これでお前も寒く無くなんだろ」
そう言って、大輝は羽織ったジャージの中に私を入れて抱きしめた
確かにあったかいけど・・・・・・
「これ、話にくくない?」
青峰「いんだよ寒みぃんだから」
「やっぱ寒いんじゃん!」
このままだと、大輝もあったかいのかな?
あったかいん・・・だよね?
そう思っていると、頭上から低い声が響いてきた
青峰「お前、俺に何か話すことあんだろ」
「え、何でわかるの?」
青峰「お前のことなら何でも知ってるっつってんだろ」
「大輝・・・・何かそれ怖い」
青峰「あぁ?」
そんなくだらない話をしながら、私は大輝に話し始めた