【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第48章 ハイキュー✿菅原孝支✖澤村大地「隣兄2」
高校に入って3度目の春を迎えた。気付けば最高学年になって烏野男子バレー部の主将と副主将の二人は、部室で着替えを行っていた。
「はぁぁ~~…」
「どうした~大地ィ。1日目でお疲れモードですか~?」
「疲れたもどうも…この先上手くやっていけるのかなって。教頭のカツラが吹っ飛んじまうし…」
「ぶハハハハ!マジそれな…!!あいつら本当サイッコーにやっちゃってくれるよな…!ははははは!」
「あ~もうッ、考えるだけで頭イタイ!!胃潰瘍になっちまいそうだッッ」
「頭痛いのと腹痛いのどっちなのよ、それ」
「両方だ!!」
不満を爆発させた大地に対して、物腰柔らかな孝支は爽やかな笑い方をする。いま部室にはこの二人しかいなく、大地はまた長い溜息をついた。
「なあ、大地~」
「あ?…」
「シコるとき、いっつもなに見てる?」
「…。いまそれ必要か?」
「うん」
「…」
真っすぐな目でにこりと笑う孝支。
突然のオナネタの振り。
二人で性的な話をするのは初めてであり、大地はぐっと顔をしかめ…答えを出した。
「……分かった。けど俺いったらお前も言うんだな。絶ッ対に言えよ!!」
「それはもちろんっ!つーか今持ってきてる!」
「はああ!?マジかよっ、見せろ!!」
「え~いいけど。……これ結構ガチなやつですよ~、大地さ~ん」
爽やかな笑みがニヤニヤしたいやらしい笑みになり、なにかを察した大地は臆したように息を飲む。
「ガチって…、ガッチガチなやつか…?」
「ああ、ガッチガチになるね。もう部室入ってくるやついねーし、大丈夫だベ…!それでも見る?」
「…ゴクッ…」
真顔になる大地。
試すような笑みを浮かべる孝支。
きっと十八番のマスかきのネタなのだろう。
心して掛からなければと大地は大きく深呼吸をした。
「見たい」
「オッケー。じゃあこれ再生してみ?」
「ど…動画かよ」
ツッコミを入れつつ、大地は…興味の赴くままに手にしたスマホの再生ボタンをタップした。