• テキストサイズ

ボーダーライン 【爆豪派閥】

第2章 胸はずむ


体力テスト翌日の今日、ヒーロー基礎学というヒーロー科独自の授業科目があるらしく、なんと頼んでいたコスチュームがくるのだ!!

「ねぇねぇ、コスチューム楽しみじゃない?」

「透も思う?私も思う!超楽しみ!」

「奏ちゃんも?実は私もなんだ~。」

「早く着替えよーよ!」

やっぱりみんな楽しみな様で、更衣室に足早に向かう。合格が発表されたときに同封されていたコスチューム案。私はもちろんカッコイイ女と動きやすさ重視。個性の関係上絶対にしないといけないこともないし。

「ヤオモモも奏もめっちゃセクシーだね!」

「え、そう?こういう方が動きやすいしさ、なによりかっこよくない!?」

「私は個性の関係上、肌を出しておかないといけませんので。」

二人の言葉に首を傾げてから、うんうんと皆うなずく。まって私だけあんま理解されてない感じなの??

「ヤオモモは解るけど、アンタのそのひらひらで動きやすいってある?」

「ここまでスリッド入ってるしさ、服も窮屈じゃないし。」

「で、でも、その靴はね,....?」

皆の視線がいっせいに私の足元に集まる。動きやすいと称するには到底思えない靴らしい。

「まぁ、見ててって!これ優れものなんだからさ!」
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp