第23章 世界大会エキシビションマッチ編

しばらくして

葵（アイクさんの腕
上がらなくなって来てる
私も少しキツイけど…やるか）

竜星「葵？」

葵「…竜兄ごめん後お願いね！
『光る球』！」

アイク「させるか！
うぉぉ！『デスペアーショット』！」

葵「もう1発…『光る球』！」

アイク「うぉぉ！」

ブチ！

審判「デュース」

セリア「…アイクもう終わりよ」

アイク「まだ俺はやれるぞ」

セリア「ならラケット拾って見て？」

アイク「…すまない」

竜星「 葵、手を見せてみろ」

葵「え？」

竜星「いいから見せてみろ」

葵「…うん」

竜星「…こんなになるまで
耐えてたのか」

葵「…ここで負けたら
さらに悪くなると思って」

セリア「そっちも大変ね」

竜星「そっちもな
それで勝負は？」

審判「両者共にペアの続行
不可能と認識しこの勝負は
ノーゲームとします」

アイク「引き分けか…」

葵「引き分けでしたが
いい勝負が出来ました
ありがとうございました」

セリア「それはこっちも同じよ」

竜星「また本戦で当たれば
この勝負にケリをつける」

戻って

葵「…すみません勝てませんでした」

竜星「悪かった」

雨宮「何言ってるの
2人共よく頑張ってたよ
それに…勝ちが全てじゃないしね」

鬼「雨宮の言う通りだ
2人はよくやってた
それに雰囲気も少し変わったしな」

葵「はい…」

竜星「それより…お前はまず
手当をするぞ？」

葵「は、はい」