第18章 日常編(全国大会後)
優香「葵…早いよ」
葵「ごめん優香…」
精市「こっちに来るのは
珍しいね」
葵「優香が病院に行ってたの
私は付き添いだよ」
柳「どこか痛めてるのか?」
優香「この前左足を痛めてね…
一応病院に行ったんだけど
昨日から左足がまた痛み始めて
こっちに来たの」
柳生「そうなんですか」
葵「こら仁王…普通に柳生に
『イリュージョン』しない」
仁王「ピヨ…バレたか」
優香「葵はいつも茜の『狐変化』を
見ているからね」
葵「あっ…忘れる所だった
それ!」
仁王「グハ!」
葵「交代…」
優香「了解…それ!」
仁王「グハ!」
2人「あースッキリした!
そして結衣/さんの分も殴れて良かった」
柳「…とりあえず仁王を殴った
理由を聞きたい」
葵「全国大会の時仁王の一言で
切原が『悪魔化』したでしょ?」
柳生「そうですね」
優香「その後乾を傷つけながら
試合をして海堂も『悪魔化』したでしょ?」
桑原「そうだったな」
葵「精市には話たけど
結衣さんは気配に敏感なの」
優香「私にはよく分からないんだけど
結衣は気配がオーラ状に見えて
負の感情ほど黒になって
恐怖を覚えるらしいの」
葵「だから負の感情になりそうな時は
コートから離れるように言ってるの」
柳「そうだったのか」
優香「結衣は私と茜と葵から見たら
妹みたいな存在だからね」