第16章 全国大会決勝編
試合が始まって少しして
葵「…出たようね精市の得意技
『イップス』が…」
桃城「葵先輩『イップス』って
何なんすか?」
葵「…簡単に言うなら五感を奪うの
精市は『イップス』で相手の五感を
少しずつ奪いながら試合をするの
最初『イップス』を受けた時は
驚いたよ…」
海堂「先輩はあの人と試合した事
あるんすか?」
葵「あるよ1年の時にね
正直言って危なかったよ
第六感が覚醒しなかったら
負けてたかもしれないからね」
大石「葵がそんなに言うほどなのか!」
彩葉「それだけ強いって事です
私幸村さんと1回だけ試合した事が
あるんですが…負けてしまいました」
結衣「あの時は凄かったです」
葵(あの時…一瞬だけ過去を思い出して
怖くなって技を拒んだ…それが無かったら
違う結果になったかもしれない…)