第7章 日常編(都大会後)
病院に着いて
葵「いよいよ明日が関東大会ね
真田達なんか言ってた?」
精市「必ず優勝して旗を渡すって
言っていたよ」
葵「んー…やっぱりこういう時
学校が違うから気まずいな」
精市「葵の事だからどっち応援すれば
いいんだろう?…って考えているんだろ?」
葵「あはは…私って分かりやすいのかな?」
精市「葵は優しいからね」
葵「前から思ってたけど
いつもそれで納得してるよね?」
精市「葵が優しいのは事実だけどね」
葵「面と向かって言われると
気恥ずかしいな…」
精市「明日の関東大会頑張れ!」
葵「絶対勝つよ!今度来る時は
お菓子作って持ってくるね!」
精市「楽しみにしてるよ
葵の作るお菓子は美味しいからね」
葵「ありがとう…っと!もうこんな時間
そろそろ帰らないと」
精市「気をつけて帰るんだよ」
葵「うん!それじゃあね」
ガラガラ
精市「…ごめんよ葵、今は試合の方に
集中して欲しいんだ…
手術の事を話したら絶対心配するからね」