第7章 日常編(都大会後)
翌日の放課後
優香「大石じゃない」
大石「優香、珍しいな…」
優香「…大石何かあった?
相談なら乗るよ」
大石「顔に出てたか?」
優香「何となくよ…それに同じ副部長だから
苦労はそれなりに分かってるつもりよ」
大石「優香…」
優香「言いにくかったら聞かないけど
何かほっといたら自分で何とかしようって
考えちゃいそうで心配なのよ」
大石「…実はな(説明中)と言う訳で
手塚が腕を治すためにドイツに行く事に
なったんだ…」
優香「なるほどね…あっ、だから葵が
少し不機嫌だったんだ」
大石「葵が?」
優香「表情や態度には出さなかったけど
葵…部活中いつもと違っていたから」
大石「…少し前も彩葉ちゃんが怪我して
落ち込んでいたよな」
優香「葵は他人思いの優しい子だから
ほっておくって事が出来ないのよ
だから時々心配なのよね」
大石「そういえば桃が試合中
乾の野菜汁で倒れた時も
乾に強烈なかかと落としをやってたな」