第6章 都大会編
屋上に着いて
葵「…私がもっと早く着いていれば
彩葉はあばらが折れることがなかった
かもしれない…ほんとこういう所
ダメだな私…」
精市「どうしたの葵?」
葵「せ、精市!何で屋上に」
精市「ちょっと風に当たろうと思って
葵こそ何で屋上に?」
葵「…ちょっと考え事…」
精市「そっか、所でその頬の傷は
どうしたんだい?」
葵「あぁこの傷?彩葉を庇った時に
かすってね、全然平気なんだけどね」
精市「…俺は心配だな」
葵「あはは…なんかごめん」
精市「さっき彩葉ちゃんに会ったよ
こんな事なら県外まで逃げれば良かった
って言ってたよ」
葵「彩葉ならそう言うと思った」
精市「…葵は優しいから自分のせいで
彩葉ちゃんを助けられなかったって
思っているんだろう?」
葵「ちょ…何で分かったの?」
精市「だって顔に出てるから」
葵「あはは…精市には敵わないや
…もう誰かが傷つくのを見るのは嫌なんだ
嫌いなんだ何も出来ない自分が…」
精市「…葵、座って話をしよう」
葵「うん…ごめんね急に弱気な所を
見せてしまって」
精市「大丈夫だよ初めて見たよ
葵の弱気な所を」
葵「そうかもね私は誰にも弱い所を
見せずにいようって思ってたんだけど
やっぱりダメだなー」