第6章 おんなじ ゲーマー組 甘裏3P
MANKAI寮 in談話室
万里『至さんって、いつも私服おんなじじゃね?他にないんすか?』
至『平日は会社だからスーツだし。寮にいたら部屋着でいいんだから1着あれば十分でしょ。服なんかに使うお金がもったいない。』
万里『これだから重度の廃課金ユーザーは…こう、オシャレしてデートとかないんすか!』
至『ないっ(食い気味に即答)』
万里『ダメだ、この人…』
ガチャ
そこへめぐがやって来た。
「あれ、ゲーマー組。珍しくゲームしてない」
至『あー、今特にイベントやってないからなぁ。』
万里『あ?めぐの服と至さんの服、おんなじじゃね?』
『「え?」』
確かに至とめぐが着ているニットが同じだ。違いと言えば至は中にシャツ、めぐはそのまま着ているという点だけだ。
万里『ブハッ!ちょ、ウケるんだけど…』
「サラサラワンレン、チリチリにするぞ」
万里『悪かったって、でも至さんの1着しかない服がかぶるとか。まじ奇跡だろ』
「1着しかない?」
万里『至さん、服買う金がもったいねぇからってこれしかないらしいぜ』
「嘘でしょ?社会人なのに?百歩譲って普段スーツだからって?部屋着と私服1着ずつあればいいとか思ってんの?いやいや、MANKAIカンパニーのスタイリストが許すわけないからね?」
至『あー、万里。めぐが仕事モードだよ、どうしてくれんの』
万里『いんじゃないっすかぁ?あ、じゃあ今から3人で至さんの服買いに行こうぜ!』
「左京さんに言って経費で落とそう。ユ◯クロとG◯なら許してくれる気がする。」
万里『あの人に経費で落とさせようとしてるお前もヤベーな』
至『俺の意見は?』
「発言権なし、さぁ行くぞー!」
万里『至さん、諦めよーぜ。めぐがあーなったらもう無理っしょ』
至『はぁ、面倒なのについて行こうとしてる俺がやだ』
そんなこんなで3人で《茅ヶ崎至改革ショッピング》が始まったのでした。