第13章 My name? 全員 甘微切?夢
ピンポーン、ガチャ
トモ『やぁ、いらっしゃいプリンセス』
竜持『ほら、早く入りなよ!』
「お邪魔します」
竜持『みんなー、めぐ来たよー!』
和南『よし、早速乾杯しようか!』
全員『かんぱーい!』
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「なんで今日パーティなんですか?」
悠太『それはね、すぐわかるよ♪』
「?」
パチっ
「停電?」
部屋が真っ暗になりめぐが停電かとキョロキョロしていると確かキッチンがあった方からボンヤリとした光が見えた。なにかと目を凝らして見ると苺がたっぷり乗った大きなホールケーキに三本のロウソクが立っていた。
トモ『今日は記念日なんだ』
「?」
和南『今日は俺たちがめぐと初めて会った日だよ』
「え?」
健十『そ、今年はこれで3回目♪』
「3回目…」
明謙『毎年B-PRO全員でお祝いするって約束したんだ』
「毎年…約束…」
その瞬間、記憶が早送りのように頭の中に流れ込んでくる。その感覚にたえられず膝の力が抜け倒れそうになる。
龍広『めぐ!』
ガシッ
近くにいた龍広が受け止めてくれたがめぐは俯き黙ったままだった。
悠太『めぐ?大丈夫…?』
「…した…」
竜持『え?』
「わたし、全部思い出した、よ…みんなのこと、おぼえてるよ!」
琿『ホントに!?』
「うん!」
遥日『やったぁー!ねぇ、めぐ!今日もオレカッコいい!?』
「うん!遥日は今日もカッコいいよ!」
帝人『めぐ!記念にマミりんファンクラブ限定シリアルナンバー入りの、』
「いらない」
帝人『愛のある塩対応!トゥンクです!』
悠太『じゃあ僕も、』
その後楽しいひと時を全員で過ごし、忘れられない記念日になったそうです。