第2章 プロローグ
「(やっと撮影始まったけど…んー、ちょっと企画の段階より照明が暗いな。そうなると衣装が映えないから変えなきゃだな)」
『あ、めぐだー!』
「ん?遥日じゃん。キラキンもここで撮影?」
『うん!今日はTHRIVEとキラキンのコラボ撮影なんだ!』
「明謙、ここほつれてる。すぐ直すからじっとしてて」
『え?ホントだ、ありがと!』
『めぐ、僕のもここ直して。』
「ん?唯月のも?いいよ、ちょっと待ってね。」
『めぐ、すまないが俺のも頼む。』
「弥勒も?衣装の縫製悪かったかな。ちょっとあとで確認しなきゃ」
『あ、キラキンのみなさん!次お願いしまーす!』
「ほい!みんなオッケー!いってらっしゃい!」
『めぐありがとう!』
ポンポン
『ありがとう、めぐが直してくれたから頑張る』
ポンポン
『めぐのために決めてくるからね!』
ポンポン
『ちゃんと俺のこと見ててくれよ』
ポンポン
14人の王子に愛されるスタイリストはそんな多忙な日々を送っています。