第3章 愛運の結びまで
『貴様はやはり変わっておる、、、
そのような事は、貴様がする事ではなかろうがな、、、』
『、、、。
私などが、、、差し出がましいと思いますが、、、、
折角の品々、これらを一生懸命に作ってくれた職人の皆さんの気持ちを考えると、誰の目にも触れない蔵に仕舞っておくのは申し訳なく思えて、、、』
『、、、、、、、、。』
『それであれば、今建築中の本丸には、飾る場所には事欠かないと思います。
沢山の人の目に触れる事も出来ますし、信長様のお見立ての品々は、より一層あの素晴らしい本丸に華やかさを演出してくれると思います。
いらっしゃった皆様に是非ご覧いただきましょう。
それが宜しいと思います!!。』
そう、楽しそうに茉莉花は語っている。
既に、茉莉花の頭の中では、たくさんの人で溢れる本丸が見事に出来上がっているのであろう。