第3章 愛運の結びまで
『だが、先に俺達が始末してしまえば、それはまた、信長様の逆鱗に触れる。
俺達は、茉莉花に危機が及ぶまでは、手出しをせぬ方が良いだろう。
恐らく、その頃には信長様と共に政宗や、家康が駆けつけてくるはずだ。』
『はっ。
承知しました。
万が一、茉莉花様に危害が加えられそうになれば、この利三、この身を呈してでもお守りいたします。』
『ああ、、、頼むぞ。』
そう、話終わって直ぐに茉莉花を攫った奴らが、本堂に集まってきた。
勿論、あの、按摩師もいる。
いや、いると言うより、あの按摩師が頭の様に見える。