第11章 死神アンダーテイカーの裏の裏
「当たり…かな?そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。そういえば前に揺れる馬車の中でした事もあったね。やっぱり狭い所は燃えちゃう?」
「(そ、そんな事は…な、ないです……)」
ブンブンと首を振り抵抗するが、アンダーテイカーは聞く耳持たずだ。
だが、アンダーテイカーの言っている事を全て否定する事もできない。
自分だって、この状況にドキドキしてしまっているのだ。
この地下の薄暗くて狭い応接室で…
少し小さめのソファに沈められ、落っこちない様に必死にしがみついていると、アンダーテイカーは何の遠慮も無しに自身の身体を求めて貪ってくる。
限りなくゼロに近い距離で感じるアンダーテイカーの興奮した吐息は、マリアンヌの中で眠る情欲を刺激し、またたく間にその気にさせてしまう。
小さめのソファの上に2人で重なれば、自然と密着度も上がる。
いつもより感じるアンダーテイカーの重み
いつもより自身の鼓膜を刺激するアンダーテイカーの吐息の湿度
身動きの取れないこの状況
1つ1つ意識してしまうと、眠っていた自身の中の欲望に火がつき、とうとうマリアンヌも素直にアンダーテイカーを求め始めてしまう。
「(あぁ…や……ん…アンダーテイカーさん…)」
密着しているためアンダーテイカーの吐息がいつもよりハッキリと聴こえる。
そんな身をよじる事もできないこの状況でも、アンダーテイカーは構うことなくマリアンヌの蜜壺に指を侵入させると、激しく愛撫をした。
「(…もう……あぁん…あ、あぁ……)」
狭い応接室にビチャビチャと響く瑞々しい音。
その音に余計に興奮を煽られる。
マリアンヌはアンダーテイカーの服をギュッと掴むと、送り込まれる快感に喘ぎながら、溢れ出る甘い蜜でソファを濡らしていった。
「ヒッヒッ…こんなにビショビショにしちゃって…マリアンヌも狭い所だと感じちゃう?ベッドの上は勿論いいけど、こういうのもたまには悪くないね。」
「(…あ、あぁ…いやぁ…)」
黄緑色の燐光をチラリと覗かせると、ニヤリと笑みをこぼし、アンダーテイカーはマリアンヌの下着を脱がせ両脚を持ち上げた。