第2章 ミサンガの意味
飛影が去ったあと妖怪に捕まってしまった。
人気の無い路地裏に連れていかれ今妖怪の鋭い爪が首に当てられている。
「優愛!」
飛影は剣を抜いて妖怪を刺す。
妖怪は断末魔をあげ、倒れた。
「飛影!」
私は飛影の元へ駆け寄った。
「怪我はないか?」
「うん、でも怖かったよ…。」
思わず抱きついてしまった。
飛影は何も言わずに背中に腕を回してくれた。
「すまない……」
ポツリと言って体を離し私が付けていたピンクのミサンガを見せてきた
「私の…ミサンガ、切れたんだ。」
笑顔で言うと飛影は不思議そうな顔をする。
「ふふ、ミサンガが切れるてことは願いが叶うってことなんだよ。もう叶ってるけど…飛影が助けに来てくれたから」
私が嬉しい顔を見せると飛影はハッとする。