第10章 後日談ーデート編ー前ー
「そろそろお腹すいてきたねー!飛影は何食べたい?」
「もんじゃ焼き…」
「もんじゃ焼きかぁ…この辺にあったかなー?鉄板焼き屋さんは」
飛影の好きな食べ物って意外と作るのにちょっと手間かかるものだったのかと思った優愛だった。そしてスマホで調べてみる。
「あっ一件あったよ!場所もそんなに遠くない!行こ!」
飛影の手を掴み歩き出した。
そして、店に入ろうとしたその時。
「待て」
急に飛影が呼び止める。
「どしたの?」
「ここはやめとけ、店を変えるぞ」
「???」
不思議そうにする優愛に対して飛影は急に不機嫌になった。
あいつら…
そう
入る前に邪眼で見たら店の中に幽助と桑原そして蔵馬がいたのだ。
確か詳しく場所は教えてないハズだ。
だからってなんでいやがるんだ。
こんな時に。
きっと二人で入ったら囃し立てられるに決まっている
優愛ともんじゃ焼きが食べられないのは残念だが
あいつらがいる方がもっと嫌だと思った飛影だった。